梅酒2014 六趣で梅酒

2014年梅酒シリーズ 第3弾!!

第3弾の材料は

まず材料から

梅 500g
長芋焼酎 六趣 20度 900ml
氷砂糖 250g
+隠し材料

六趣について

六趣は青森県六ケ所村にある六趣醸造工房が生産する長芋焼酎です。

六ケ所村といえば原燃。核燃料の再処理工場がある場所です。それが六趣と関係があるんです。

生い立ちを簡単にまとめるとこう。

・六ケ所村はヤマセがきつくコメが育たない。
・寒さに強い長芋の生産が盛んになる。
・北海道で栽培がすすみ長芋の価格が下がり、赤字で廃棄されてしまう。
・九州電力から原燃に来ていた社員が宮崎県の山芋焼酎を村長に紹介、長芋の焼酎の開発を提案する。
・「百年の孤独」を生産する宮崎県の黒木本店へ長芋を運び長芋焼酎の生産を委託。これがヒットする。
・六ケ所に醸造工場を建設する。

という流れらしい。

この時の村長が「六趣」の名付け親。工房が出来て3年樽で熟成した「六趣スペシャル」が出荷するまえに村長は亡くなったそうで・・・。誰か映画化して!フラッシュムービーでもいいから!!

工房が出来てしばらくたった現在でも入手は困難で、青森空港では数分で売り切れてしまうという話を聞きます。地元でもなかなか手に入らない代物です。

今回は縁あって頂戴した六趣を贅沢にも1本使ってしまおうという企画です。

お酒の度数

さて気を取り直して梅酒の話です。

通常梅酒は35度の焼酎を使います。半年から1年熟成させる間、腐敗を防ぎ素人保管でも失敗がありません。

また20度未満のお酒で作ることは酒税法で禁じられています。発酵が進みお酒が出来ちゃうためです。市販の焼酎は20度と25度がほとんどなのでこれは問題ないですね。

六趣は20度です。

梅の収穫は6月から7月ですからどうしても夏を越えなければなりません。

冷蔵庫はどうでしょうか?冷蔵庫で保管した先人によると温度変化がほぼない冷蔵庫では琥珀色にならず熟成が進まないそう。

また梅が浮いてしまうとカビる危険性があるので、もし浮いた場合は早めに見つけてビンを振ろうと思います。

悩みに悩んだ末、六趣の度数だけを上げれないかという発想から、ホワイトリカーを少量混ぜることにしました。

混ぜるのはもったいないような気もしますが、今回は安全策を取ります。

ホワイトリカーはクセがない上、においもないので混ぜるには使える素材です。特に最初に梅につかるようにしておけば梅の消毒に効果的だと思います。

アルコール度数の高い酒を混ぜて度数を上げる方法は酒精強化と呼ばれます。日本酒で梅酒を作るのに実際に使われています。

梅の対策

梅の方も対策したかったので、陰干しして水分を飛ばそうとやってみました。
梅の乾燥

元々 収穫時期が遅かったこともあり収穫後に黄色く色づいてます。触ると柔らかいものもあります。

1週間の予定でしたが3日で仕込みに入りました。

ところで、生梅はとてもいい香りがします。一言でいうならフルーティー、まるで果物の匂いで、梅とは思えないいい香りです。機会があったら是非嗅いでみてください。

六趣を注いで仕込み完了!

梅に六趣

ビンに梅を入れホワイトリカーを注ぎます。
少しおいて六趣を入れました。

ホワイトリカー 35度 100ml
六趣 20度 900ml

計算すると21.5度です。さほど度数は上がってなかった。

この後、氷砂糖を入れました。

まとめと今後の予定

21.5度梅酒にチャレンジしました。

氷砂糖が溶けきったら混ぜずに熟成させます。

半年を目安に試飲する予定です。

 

梅酒2014シリーズ

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